人の知恵で父なる自然は騙せない

私たちは「物を大切にする」といった人としての基本を忘れていたのでは無いだろうか。
 結果として、地球温暖化は進み、自然は汚染され、今一番苦しんでいるのは地球かも知れない。
 生活に要する資源を、百年前に戻すくらいの覚悟は必要だと思う。
 中国が備長炭の輸出を禁止して困ったのは料理用の炭だ。中国の砂漠化で作られた炭を輸出禁止にするのは当然のことだ。
 日本には資源が無い。しかし、リサイクルされない塵芥(じんかい)の山は世界一だろう。資源無しの資源浪費国だ。
 これで、世の中が円満に運ぶとは、思い上がりも甚だしい。
 京都議定書もロシアは批准するらしく、環境保全は世界に広がっているが盟友のアメリカはさっさと離脱して真の友人とは言えない。

 新潟中越地震は震度七に達するところもあって、山が動いた。
 深雪の積もる酷寒に向けて政府や自治体はどう対応するのか。
 道路が寸断され山を滑り落ちている写真を入手したが、人間の能力を超えた天災で言うべき慰めの言葉も無い。新幹線も最近は不通になったり、遅れたりしていたが、とうとう脱線してしまった。
 すべてのものごとに絶対安心、安全なんて神話のようなことを信じてはならない教訓だ。
 冬は寒くても最小限の暖房で、夏も出来るだけ冷房を抑える。
 物を簡単に捨てないで、直しながら大切に使いましょう。
 合わせて、先祖が大切になして来た風俗習慣を復活しましょう。
 先祖を大切に親の教えを大切にしない家は滅びてしまう、少子高齢化はその証拠。

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