五月は連続が切れやすい怖い月です

 五月連休明けの相談は面倒ですね。学校へ行くのが嫌になった、会社を辞めたい。よく聞いてみると辞めた後。彼女や彼氏を見てくれと相談に来られる、人間を観てくれと言う話なら理解できるけど、もう出来上がっていて、親に話してくれというのも大変です。妊娠したように思うという相談は、即座にオムロンの妊娠検査薬を渡します。生理予定日の一週間後から検査可能です。何も無ければ、それからどうする、と言う話になります。幸運か不幸か成り行き次第ですが、一回の出会いで妊娠という事もありまして、さあ大変。これが鵜呑みに出来ない時代。実は複数男性と関係があって、お父さんが誰か分からないなんて言われると、相談にハイハイと乗ったことを後悔しそうな時もあります。お坊さんも迂闊に相談に乗ると大変なと言う話。観自在編集部

九連休をどう使うかで
今年一年の運勢が変わります
慎重に慎重に行動して下さい

 相談に来られた人が経済的に自立されていれば話の乗りようもありますが、双方が十八歳未満、学生同士の場合やら、極端な場合は父母が中学生、無職の場合などもあって、善悪は別として責任能力がありません。
 中絶するにしても、親の同意が必要な場合もあり、泣かれても慰めても、問題は解決しません。極端な場合は、妊娠の相手が分からないような事もあって、親切にすると誰にも平気で抱きついてきます。困るのは身体は大人、年齢が中学生以下では扱いが困難です。
 住職の相談室も私の応接にも、監視モニタ、カメラが着けてあるのは理由があってのことです。宗教団体幹部の醜聞はあってはなりません。
 学校を転校したい、多くは中退になりますが、登校拒否も困った問題です。
 「苛めSOSの掲示板」を持っていますが、学校にも職場にも苛めはあります。どこも「人間関係が大切」で、人間関係を維持するのが下手な人の相談に乗るのも大変です。
 メールの相談は、なるべく面談して内容を聞くようにしています。ときに、思い込みで一方的に出家したいと望まれる相談もあります。
 「駆け込み出家」は受け入れられません。お寺はご浄財で成り立っていますが、駆け込み出家で給与やお手当がもらえるほどお寺の経済は豊かではありません。一人前になるには得度してから最低二年間は真面目に無給で修行しなくてはなりません。
 得度して衆望を得るまでは、全くの無給なんです。雇用契約ではありません。お寺の仕事を「奉仕」でして下さる人は多く、慈悲深く祈る力が無いと生計は到底成り立ちません。
 「駆け込み寺」と言われていますが、駆け込み即僧侶にはなれません。才能がある人は皆さんに認められると修行して僧侶になれます。一時的避難です。
 大きな言語能力、いたわり、慈しみ、思いやり、相手の立場で考えられる、十善戒護持の聖僧に、給与は馴染みません。僧侶の生活・活動と、労働と対価の概念は全く馴染みません。
 無理やりに社会保険や失業保険などの概念に当てはめてありますが、僧侶の生活は、労働の概念に馴染みません。
 私(法主)は観音院の什器備品であり仏像と同じです。休日や労働基準法の概念に馴染みません。
 勤務時間はありません。労働と言う概念に馴染まない、仏像と同じような感じの存在です。
 労働基準法に馴染みません。多分適用除外の存在だと思われます。礼拝や修行は労働ではありません。休日は知りません。信仰礼拝に、労働の概念は馴染みません。社会保険の対象者になっていますが、見做し労働者です。
 私は年金受給者ですが、若い人にご迷惑を掛けていると恐縮しています。
 就業とか失業の概念は、私にはありません。礼拝は労働ではありません。私は観音院の什器備品か仏像に分類される存在だと思います。

■四月八日に開かれた責任役員会と評議員会は定時に開催されました。例年通り午後六時に本堂で一同合掌礼拝、般若心経で始まり、決算・予算が原案通り承認され、粗飯を供し、和気藹々の内に午後七時半に閉会しました。

■観音院の予算決算はホームページでも公開しています。

▼観音院の専従職員は、月賦、買い掛け、住宅ローンも組んでいるものは一人も居ません。手当として頂いた金銭は、利息の支払に充当していません。万一にでも消費者金融でも利用していると専従の資格を失います。専従には当然のことながら賞与はありません。

▼経理と運営の公開は寺院規則に定めてあり、日本一早い処理だそうです。

■寺院規則や備え付け書類は事務所に備えられて公開されています。貸借対照表、日次決算書が作成されて総務に保管されています。

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