七月十日 観音院開基記念日

七月十日 観音院開基記念日

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観音院は今から四百余年の昔、慶長六年(西暦1601年)辛丑(かのとうし)七月十日に、増香上人(ぞうこうしょうにん)といわれるとても偉いお坊さまが開かれた由緒あるお寺です。

そして、この地の庄屋であった田頭新蔵から聖観音(しょうかんのん)さまをお祀り(まつり)するお堂を寄進(きしん)されて以来、この辺りを観音村というようになりました。

つまり、観音院は観音町の発祥のお寺なのです。

■観音院のご本堂の中央におられるご本尊の「大日如来(だいにちにょらい)さま」は、総金箔で荘厳(そうごん)されていて、ご霊験(れいけん)あらたかで、かつ、とても美しいお姿のみ佛さまでいらっしゃいまして、大変に人気があります。

皆さま方にはご遠慮なくご本堂に入られてお参りされてください。

観音院では毎日三度、朝十時、正午十二時、午後二時から、法要が執行されております。この法要にお会いくだされば、僧侶が内陣(ないじん)へのお参りをご案内いたしますので、より近くでみ佛さまを拝んでいただけます。

また、日中のお参りがご無理な方も、夜間ご本堂の前から礼拝できます。本堂の扉の正面は透明ガラスにしてありますので、そこから大日如来さまの美しいお姿が輝いて見えます。

■皆さまに広く親しまれております「観音院」という名は、お寺の中にあった観音堂から由来した名前で、本来は「永徳寺(えいとくじ)観音院」といいます。

永徳寺というのは佛徳(ぶつとく)を永く保つ寺という意味です。

■お寺にはもう一つ「山号」(さんごう)と呼ばれる名前があります。山号は昔のお寺の多くが山の上に建てられたことに始まり、後に平地にあるお寺にも山号をつけるようになりました。

観音院の山号は、「合法格物致知山」(ごうほうかくぶつちちさん)といいますが、あまりに長いので、縁起よく略して「合格山」とも呼ばれています。

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