デフレ状態からの脱出は難しいですね

経済危機とかデフレがどうのこうのと言うことは僧侶には馴染み
難い言葉です。本来、全く関係の無い事柄でして、言及する必要は
有りませんが、デフレに取り巻かれていることも現実です。

 明治維新、十九世紀後半の日本で、江戸幕藩体制が崩壊(1867)し、
代わって、近代統一国家と、これを支える明治新政権が形成されて
いった一連の政治的社会的変革がありました。
 この時の藩主士族商人にたいする整理と対処は現在の日本の構造
改革に参考にできると思います。
 この頃に列強諸国は植民地主義で豊かな富に恵まれていましたが、
裏には民族主義が確実に勃興していました。列強諸国の一員に入ろ
うとした日本は第二次大戦で敗北したのは当然の帰趨(きすう)です。

 戦後の冷戦は日本にとって不幸中の幸いでした。具体的に日米安
保条約の締結です。
 日本の人口は、五十年後に約5千万人の高齢者三十五%、中国は
二十億人と予想されています。アメリカと中国の関係は、日本から
中国へとバイオリズムのように関心が揺らいで来ました。
 日本は規制改革も、移民を受け入れるくらい度量が必要です。
構造改革は幕藩体制解体くらいの意気込みが必用でしょう。

 資源を輸入して、高付加価値で輸出して、外貨を稼ぐ時代は過ぎ
ました。金融国家に組み替える時期だと思います。
 それにしても人口百四十七万人で国内総生産四十九億ドル、歳入
二十二億ドル、歳出十八億ドル、基幹鉄道一本というアフリカ大陸
の小国ボツアナと、日本の国債の格付けを比較されるとは、日本も
大変なものです。国債や社債の格付けなんて、気にすることはあま
りなさそうですね。

今は食いすぎ消化不良

皆さんの家にはテレビやパソコンやら、固定電話に携帯電話、
箪笥の中には衣料品が一杯。何処の家庭も食い過ぎで腹一杯。
この上に何かご馳走と言われてもお腹が痛くなりそうです。
その内に冷蔵庫の腰が抜けたり、靴底に穴が開いたり、需要
は回復します。

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