大般若転読法要はこの八月の三日で四百一座を執行いたします。
住職一代で大般若を四百座も執行したと言うような話は聞いたことが有りません。み佛さまは拝めば拝むほどご霊験が引き出せるものです。拝まないみ佛は木佛・金佛で単なる飾り物に過ぎません。
この度、ご縁が有って尾久杉に彫刻した素晴らしい七福神をお迎えする事が出来ました。七福神にお性根入れするために法主さまは般若心経を三万遍お唱えなされました。
十分に念を入れて観音院の本尊さまの前にお迎えする事になりました。
七福神開眼法要は大般若転読によってするつもりでございます。お名前も萬倍七福神としました。八月三日午前十時から執行される大般若転読法要に参詣される皆さまには、特別に佛縁篤き人
として萬倍七福神のお礼を差し上げます。
萬倍七福神のお礼は当寺の所有するレーザー彫刻機で彫刻し、金鋲で三枚のアクリル樹脂を密着させて制作した手の込んだお礼で有り難い物です。
利剣不動明王は法主さまが夢得されたお姿で煩悩を断ち切る剣を振り上げておられます。
萬倍七福神さまは法主さまが瓢箪の中から恵比寿大黒さまが出られる夢を見られて、不思議な事も有るものだと話しておられたところ、東京書芸館
から七福神にご案内を頂いて、有り難く求められたみ佛さまです。
神木とされる世界遺産尾久島の千寿尾久杉で謹刻されています。
尾久杉は厄過ぎとも解釈できます。拝むだに心安らぐ立派な萬倍七福神です。
一つの寺院で七福神全部が拝めますように皆さまのご多幸を祈念して信徒様と一緒に喜びを分かちたいと思います。
