お盆は母親を死後の苦しみから救い、成仏を願う心から

お盆のご供養の始まりは「お釈迦さまの弟子の目連尊者の故事」です。

尊者は自分の母親が死後どのように過ごされているか神通力で見られたところ、お浄土におられるはずの母上は、生前の悪行の報いで餓鬼道に堕ちて倒懸苦を受けておられました。

尊者は自分を慈しんで育てて下さった母親が、盲目的な自分という子への愛欲のため地獄に堕ちていることを深く悲しまれ、母親をその苦しみから救うためにお釈迦さまの教えに従い供養したのがお盆のご供養の最初なのです。

み佛さまの教えに従い、修行の安居を終え僧自恣の日に多くの僧侶に百味の飲食をもてなして死んで苦しんでいる母親の地獄に堕ちた罪が許されるような丁重な供養がされたわけです。

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