お盆と言えば地獄の釜の蓋も開くそうで、ご先祖のご供養の月ですね

お盆と言えば地獄の釜の蓋も開くそうで、ご先祖のご供養の月ですね

■盂蘭盆(うらぼん)は、正しくは烏藍婆拏(うらんばな)であり、倒掛(とうけん)と訳し、逆さ吊りのことである。

■お盆と言えば、「お盆の様な月が」と歌われるように、いささかも逆さ吊りの苦しみを表すような意味はない。

■釈迦の弟子の目連尊者の母親が生前に犯した慳貪(けんどん)の業により五百生餓鬼道に苦しんでいた。 目連が色々母のことを心配して、様々に努力を尽くしたけれど、母親の苦しみを救うことが出来ない。

■そこで、仏に如何にすべきかと尋ねたら、僧自恣(そうじし)の日に、たくさんの僧侶に食べ物や衣服を接待したところ、 母親が救われることが出来た。

■小乗仏教であるタイ国では、お坊さんが托鉢して歩くと、国民が美味しいものをたくさん入れる。最近では、托鉢セットがコンビニで売られていたりして、 お坊さんのメタボが大きな問題となっている。僧侶は働くことはない。

■私も托鉢したことがあるが、犬のようにショイと言われて追い払われたり、縁起でもないと塩をぶっかけられたこともある。僧侶が生きていくには、本来は托鉢でなくてはならないが、 日本ではお坊さんは犬のように扱われるから無理。

■托鉢も年齢によって違い、中学生頃は一日托鉢すれば三万円くらいになっていた。特に水商売の街では「朝迄食に夕坊主は縁起がいい」とされ、飲食店街で托鉢すると、「今日は縁起がいい」と たくさんの店主や女性から接待を受けた。

■昨今は、十数人の僧侶が一日托鉢しても五万円にもならない。

■私が子供の頃は「可愛いお坊さんだね」と可愛がられた。しかし、それは縁起がいいからで、親の供養のために布施されたものではない。

 

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