気分を爽やかに2003年を迎えましょう

■厄年は、女性の数え年の三十三歳と男性四十二歳が代表的です。
 女性は十九歳と三十七歳。男性は二十五歳と六十一歳も厄年です。
■人の生涯には、どなたでも、良い時と、悪い事が重なる時があり
ます。
体調が悪く、嫌な人に出会ったり、怪我し、仕事も不調、家族不和、
何かしら四苦八苦をかかえているのがふつうの人の人生です。

■大厄の四十二歳は、昔から四二(死に)そうな思いをしたり、
結婚生活や育児の苦労、人の上に立つ苦労、多忙と心痛が重なり、
生活習慣病に摂生が必用です。

■女性は三十代、三十三歳と三十七歳の厄は、夫の苦労、出産育児、
未婚の人であれば、焦燥感、仕事のある人は不調や心痛もあります。
振り返ってみれば三三(散々)な時期であったと思われるようです。

▼厄年の健康診断は、良い習慣ですね。、早期発見や慢性化を防ぎ、
心身の安定につながります。

仏の如く暖かく

■困難があった時に、善なる心で慈しみの心で生きて行ければ、
とても善い人になれます。
 良い時に、善人で生きて行ければ、徳を積み、素晴らしいこと
です。困難な時に、悪い心や怠惰、不平不満が表に出てると、人間
関係が悪化したり、悪人になります。

▼善悪の基準は「十善戒」に照合すると、明確に判断ができます。
良い時も悪い時も、善い人であると評価されるような生き方をすれ
ば、充実したご生涯になります。
▼「約束を守る」ことが、人間の証明です。言葉も人間関係も生活
も、全て約束で成り立っています。

▼相手の立場で考える、暖かい心は、み仏さまと同じ心です。
 悪意に感じた時は、善意に受けとめれると善い方向に向かいます。
善意は、悪意を清める大きな力が有ることを実感されるでしょう。

元気になる法要

■お正月は二〇〇三年の家族祈願・厄除け招福祈願にご参詣された
皆さまに「福引」を用意しています。
■悪い悪いと思えば際限がありません。「景気は緩やかに回復して
行く」ということ願って、来年は良くなると思いながら二〇〇三年
の正月を迎えたいと思います。
■法要は、毎日、午前十時、正午十二時、午後二時からの三回おこ
なわれます。ご都合の良い日時でお参りください。
 法要は毎日あります。お休みはありません。

▼法主さんは、除夜の鐘ののち、二〇〇三年正月午前零時の年頭の
ご法話、二月三日の節分の午前十時のご法話に出られる予定です。
規則的に生活しておられます。

願掛けのコツ

■皆さんは商売繁昌・家内安全・諸願成就などで、また心の安心を
求めて、お寺に参詣されています。願掛けにはコツがあります。
 誠実に日々の努力を尽くされた上で、「幸運」とか、み仏さまの
「ご加護」というものがあるならば、それに思いを集中し、希望を
もって祈念されると成就(じょうじゅ)する確率が高いようです。
 願望がかなうことが「世のため人のためになる」ものであれば、
可能性はさらに高くなります。

▼倫理・道徳という古くからの英知が、善い人間関係をはぐくみ、
地上の人々を救うと思いますが、観音院は運営と財務を公開しつつ、
皆さんのご相談に良く乗り、良く拝む親切な寺として存在すること
を願います。

カゼ・地震・怪我ご用心

■毎年十一月には観音院の職員はインフルエンザの予防注射をしま
す。お蔭様で毎年、無事に過ごさせていただいています。皆さんも
主治医に相談してください。
▼十分に保温し、外出から帰って来た時の、手洗いや嗽(うがい)
もとても効果があります。

▼災難は善人悪人を区別せず平等に降りかかります。災難は忘れた
ころにやって来ます。交通事故や火事、室内での怪我など要注意。

▼日本は有数の地震国です。
 家具の転倒防止を始め、飲料水や若干の生活用水、保存食の用意、
懐中電灯、ラジオ、手袋、靴下・靴、防寒具・電池も交換・補充し
ておきましょう。
▼非常時の際の、連絡場所を決めておくとか、連絡方法などは是非
とも、家族や親戚、隣近所、友人、知人で決めておいてください。
▼常備薬や消毒薬、包帯など、救急箱は備えつけて置きましょう。

ご奉仕のお願い

 年末年始は、お寺はとても多忙で、皆さまのご奉仕・お手伝いを
頂ければ助かります。簡単な手作業や台所仕事などが主ですが、
午前九時から午後三時ころの間で、お時間がとれる時に受付のほう
まで、お申し出ください。三十分など、短時間でもけっこうです。
よろしくお願いいたします。

■編集後記■

 今年も皆さまのお引き立てを頂きまして、無事越年できそうです。
引き続きましてご指導、ご鞭撻を賜りますようお願い申し上げます。
▼来年が皆さまに善き年となりますようご祈念いたします。

今月のプレゼント

 子供さんのおもちゃ、フランス製のカラフルな組み立てブロック、
ソフトブロック「トレス」、色々な「おもちゃ」が創れます。
 誤飲の危険がありますので対象年齢は四-五歳以上です、親子で
お楽しみください。三名様に。
▼〆切は二〇〇二年十二月五日までに、感想やご要望を書きそえて、
観音院副住職会宛に必着するようハガキをお寄せ下さい。