【寅さん】 来年の家族祈願や厄除けのお札お守りのお授けが始まる12月1日が、今年は第一日曜日だから、朝10時のご法要に出席できれば、大般若の転読法要にも会うことができて、とても幸先よく来年の準備がスタートできそうですね。
【住職】 そう考えてお参りしてくださるとうれしいね。大般若経転読法要に出席された方にはそのあかしとなるものをお授けしたいと思って、今回、12月1日10時の大般若経転読法要では御焼香の際に「2020年庚子大般若祈祷札」をお授けるす予定で準備しているよ。
【寅さん】 11月号の最終ページで予告されていた、紙製のお札ですね。
【住職】 毎年一回お授けして、次の月からは大般若の日に持参してもらって、後ろに何月の大般若に来られたのか、ハンコを追加で押していく予定にしているよ。
【寅さん】 新しいことが始まるのは、ワクワクしますね。それはそうとして、今年も、12月に参拝して法要に会えば、カレンダーと貯金箱のお授けがありますか?
【住職】 もちろんだよ。出来るだけ多くの方に行きわたるように、期間中カレンダーは一人につき一冊、貯金箱も一人一個、お持ち帰りいただくように、一人でいくつも持ち帰らないようにお願いしたいね。
【寅さん】 今年のカレンダーは、表紙が今年の12月のページになっているから、もらったその日からカレンダーを掛け替えて使うことができますね。例年通り、日付が大きくて
見やすいし、今回のは簡単なメモを書ける部分に罫線も入っていて使いやすそうだ。
【住職】 それぞれ無くなり次第終了とさせていただくから、必ず手に入れたいという方は早めにお参りしていただくと良いね。
【寅さん】 分かりました。食いしん坊として、お菓子のつかみ取りが、今年も行われるのか気になります。
【住職】 子供たちも楽しみにしているだろうから、12月1日から、お菓子のつかみ取りも行うよ。毎日朝10時、正午12時、午後2時から始まる定例の法要で、ご焼香をされた後に
駄菓子のつかみ取りがあるんだけど、一度に食べ過ぎないようにね。
【寅さん】 へへ、住職さんは何でもお見通しだなあ。今回はつかむときに欲張らないように気を付けます。私の場合は、ひとつかみというよりもひとつまみのつもりでいた方が良いのかもしれないな。
【住職】 ひとつまみで席に戻った後、他の人をうらやましく思うくらいなら、ちゃんとひとつかみしなさい。
【寅さん】 はい。それじゃあ、ほどほどにつかむことにします。ところで、境内のお賽銭箱のところにあるおみくじは、よく当たりますね。引くたびに心当たりがあるんで、びっくりしますよ。
【住職】 今年の春過ぎから、お賽銭箱の上におみくじの棚を設置したけど、引き方に迷う人もおられるようだね。
【寅さん】 お志をお賽銭箱に入れて、本尊様に手を合わせてから引けば良いんですよね。この「お志」は、百円ぐらいが相場ですかね。
【住職】 そうだね。以前は、おみくじを包み紙でしっかりくるんでいたけど、限りある資源を大切にするために、この右上に置いてふる六角形の筒を前後左右に良く振って、出てきて棒の番号を確認して、その番号の棚から、おみくじを一枚引いてもらう形にしたんだよ。おみくじを引いたら、次の人のために棒を元通りに筒に入れて戻してもらえば完璧だ。
【寅さん】 好きな位置の棚から取るんじゃなくて、この筒を振って番号を確認するんですね。
【住職】 そこが、ちょっと分かりにくかったのかな。
【寅さん】 でも、引き方が分かれば、おみくじを引いてみようという人も増えると思いますよ。私の知り合いにも、ここのおみくじを引いた後、中身を読んですごく前向きに物事に取り組むようになった人がいるんですよ。
【住職】 それは良かった。
【寅さん】 このおみくじは、萬倍様のお社の横の所に結びつけて帰らなくちゃいけないんですか?
【住職】 読んだ後すぐに結び付けなくても、持ち帰ってお財布の中などに入れても良いよ。
【寅さん】 でも、次にお参りしたときに、やっぱり引きたくなるんだよな。
【住職】 それなら、次にお参りしておみくじを引いたときには、前回のおみくじを結びつけて帰ればお財布の中は最新のおみくじだけになるよ。
【寅さん】 それは良い事を聞いた。今度からはそうします。