■平成二十二年十月三日、日曜日大般若三百座を執行しました。当日は三座執行しましたので十一月は三百三座執行したことになります。お護摩(ごま)も五万三千九十三座になります。
十二月七日の日曜日は大般若は三百五座になります。
お護摩にいたっては五万三千百二十二座になります。
■別に記録を誇っているわけではありません。ギネスに登録も考えていません。住職就任の際に「良く拝め」と言われました。
前住(前住職、鈴之僧正)は、拝まぬ寺は寺では無いと言われます。最近になって前住の言われた意味が納得できました。
良く拝むことで、み佛さまとの一体感が感じられるようになり、み佛さまとの会話ができるようになりました。こころから僧侶としての使命を強く感じています。
■世のためにならない寺は世間に無くても良い、と考えておられる法主さんの言葉の意味が、痛切に理解出来ました。山門入口に完成した「大日堂」は総金箔で圧巻です。左右に十八体の大日如来さまが並ばれ、正面に出世薬師、右に佛法を守る阿修羅、左に阿弥陀如来さまがおられます。
ここに、法主さまが常時おられて、山門の門番をしてやると言われております。
参詣される人と親しく会話し、悩みも聞いてあげると言われています。ご体調などを考えると無理だと思いますが、言い出されると聞かれない方ですから致しかたありません。「生涯最後のご奉仕」を考えておられるようです。
私ども未熟な者には推し量ることも不可能です。お心のままになされるのが一番です。