多事多難は世の常、生きているから

昨年は、記憶に無かったほどの台風上陸回数とか、新潟中越地震、スマトラ沖の巨大地震と、続いて引き起こされたインド洋周辺国を痛め付けた津波。
 日本人にも馴染み深い観光地やレジャー施設も被害を受けました。インドネシア、ペナン、プーケット、スリランカなど、観音院の職員も行ったことがありますし、皆さんも一度は行って見られるかも知れない観光地です。日本人も二十人を超える人が犠牲になられ、被害者は十数万人を超えそうです。
 日本の自衛艦やら東京や大阪の消防ヘリが派遣されたり、アメリカの空母も派遣されているようです。各国が救援に尽力しています、国連も救援の旗を振っています。
 かつて一九六〇年のチリ地震によって起きた津波はハワイで観測されて、二十二時間後に三陸沿岸で高さ五メートルの津波となり、三陸、北海道南部、志摩半島などで死者百四十余人、家屋全壊流失は二八三〇戸、半壊二二〇〇戸も出ています。
 以後、日本はハワイと連絡を密にとることにより、津波の到着の六時間前に津波を予測出来るようになりました。太平洋沿岸は津波の観測所がありますが、インド洋周辺にはありませんでした。
 今、私たちは、天気予報など、さまざまな予報を知ることができますが、直下型の地震は予知できません。
 日本は地震列島です。新幹線に乗ると無事に帰って来れるか不明なのですが、人々は気にすることも無く旅行しています。
 ですが、日常、地震に備えて家屋の補強とか、連絡などの準備をしておきたいですね。