進学、新学期、転勤、昇格など四月は身辺や人間関係がガラリと変わる場合が多いようです。
お寺は前年度の決算をして、今年度の方針を立てます。予算は前年対比10%の範囲で決める慣例になっています。
今年は備品なども新規に購入する予定はありません。更新すべき電算機などは完了しています。僅かに建物全体の日常的な保全などで極力節約することになります。
信徒さんに必要な経費は積極的に検討し、前向きにやっていきたいと考えています。
財務と運営の透明性は観音院の大切な約束です。合わせて日々の礼拝(らいはい)を丁重に執行して参ります。
新年度が始まると、皆さんは過去を点検され、新しい目標を立てられて努力されると思います。
お寺も皆さんと同じように努力を続けて参りたいと念願します。
毎年のことですが、四月になりますと、環境の変化に対応できないで不定愁訴と申しましょうか、沈鬱になり、厭世感を抱かれたり、仕事や勉強が面白くない、人間関係や家庭のストレスがたまり、それが「このままでいいのか」という迷いに結びつかれて相談に来られます。よくよく話を聞いてみますと、願望が無理であったり、目標が高過ぎたり、他人から押し付けられたりしていて、整理できない場合が多いようです。
登校拒否や退職などに結びついてご本人は大変です。この大変さを理解してあげて相談に乗ってあげるのですが、ご本人の周囲は、表面に出た行為だけで対応されますので問題が解決しません。
将来に関わる大切なことですから、良く話を聞いてあげて、願望や目標の調整が悩める人の救済になるようです。
大志も大切だが
願望や目標は現在の自分の総合的な能力を検討して、無理をしないで、こつこつと努力すれば達成できる範囲内に置くことが良い。
ようです。無理の無い目標を立てて、達成することの繰り返しが自信につながるようです。自分を苛めないことが大切になります。