八月、盂蘭盆会

お盆は「盂蘭盆会(うらぼんえ)」略して「お盆」と言われています。

お釈迦さまの弟子の目連尊者が亡き母を救うために、教えを乞い「七月一五日に、祖霊や亡き父母たちのために多くの僧侶を丁重に供養し、法

要をお願いするように」と諭された故事からです。衆僧の法力で目連の母は苦しみから脱しご成仏することができました。

お盆は、ご先祖様や亡き両親の御霊(みたま)の安らかさを祈り、私たち子孫が、ご恩に感謝して、ご供養をする時です。僧侶を大切にして共に法要を営み、その功徳(くどく)を全ての精霊にめぐらせることに意義があります。

寺の本堂に皆さまの善意が集い、法要が営まれることが、お盆の最も善き在り方です。

近年はお盆休みや原爆忌、終戦記念日もあり「月おくれ盆」として、八月に行われています。