今回は約二か月に及んだ高野山開創(かいそう)千二百年法要の最後と、その後の大掃除についてお話をさせて頂きます。
■五月十七日(日曜)出仕日
日曜日なので下座(掃除)場所移動。
一番最初に掃除担当になった事務所前、集会所に戻る。今年は八班体制なので約二ヶ月経過したことになる。
朝勤行、下座、食事の後、出仕に出掛けるまで時間が少しあるので日記をつけておく。
七時四十分:出仕に出発。本日は中ノ橋前テントでの案内。
十二時二十分:昼食、弁当(ご飯、コロッケ、ケチャップスパゲティ、茸と油揚げクリーム煮、大根の酢の物、千切りキャベツ、胡瓜のキューちゃん)お大師様のお下がり(茄子の煮びたし、蕎麦のとろろ和え、お好み焼き)
十七時:帰院
十七時半:夕食(ご飯、クリームシチュー、胡瓜の浅漬け)この後に予定が入っているため、夕勤行まで時間が少ない。急いで食事を終える。
十七時五十五分:夕勤行
十八時五十分:壇上伽藍(だんじょうがらん)で行われるプロジェクションマッピングの見学へ。
このプロジェクションマッピングというもので私が理解している内容は、映写機やレーザー、音楽などを用いた表現方法となります。しかし、ここで映像機などで照らすのは一般的なスクリーンではなく、立体物に映像を映し出す事が大きな特徴と言えるでしよう。
そして、この開創法会では、壇上伽藍でも特に目を引く根本大塔が用いられました。
多くの参拝者がひしめく中、有り難い事に学院生は金堂(こんどう)の縁側に、席を用意して頂き、板敷に正座をして見学する次第となりました。
光然の高野山修行日記 ・八 中半へ