■青森、岩手、宮城、福島の沖で発生した東日本震災、春が待たるる三月十一日午後二時四十六分、東日本大震災が襲った。加えて原子炉事故は臭いが無い無色の放射能が半径三十キロメーターは通行禁止。損害は死者二万八千人にも達する。物的損害額は百兆円を超えるとも言われる。
そのような物より肉親を失った人の悲しみは、肉親の場合は十年、行方不明の場合は二十年は掛かる。
復興には順調に行っても二十年、遅い人には五十年は必用とか。
東京電力の復興は見通しが立たない。電気は物を作る血で流れて来ないと経済的損失は回復のしようがありません。
五十サイクル地帯で生産されていたブレーキパッドが入手出来ず加えてカーボンブラシが入手出来ないので新幹線も間引き運転。
身近なところではマツダが回復しないと信徒さんの下請け企業がやっていけません。
私の場合は減塩などで管理されていた食品が千葉の工場で冷凍保存されていたものが入手出来ない。入手の見込みも立ちません。
私は原爆で家族を失い、けが人を抱え、闇市焼け野原から今日に至った経験があるので、毎日気力で法要を執行し、皆さんが必ず再起されると信じてます。
この危機は日本の危機ですから対岸の火事ではありません。
日本国民が力を合わせて乗り越えなければなりません。
政府は東京電力の復興に全力をあげ、東北五県の復旧に助成金をだし、インフラ整備に金融機関を督励して、様々な立法をするべきでありましょう。政治家も力を合わせて下さい。