この世で善行を積むために 入壇得度ご修行をしましょう

観音院で今までに為された葬儀で一番盛大だったのは日常法要に参加される出仕者のご僧侶の葬儀でありました。
沢山の友人僧侶が出仕して数十名の僧侶が冥福を祈られる真に盛大で荘厳に満ちたものでありました。この方は観音院で得度を受けて僧侶として法要に出仕している事を誰にも告げて居られなかったのです。
ご病気になられてから臨終に至るまで院家さんや住職さんが再三お見舞いに行かれました。

臨終には院家さんの手を持って「これで何も不安は無い」と言われながら旅立たれました。葬儀には民生委員の方が同席されましたが、「こんな立派な葬儀は見たことが無い」と言われていました。

入壇して得度を受けられるには、観音院の大般若経一巻をご寄附頂き正式なご縁を経典に書き残します。

身内が無い人には万一の際に観音院へ連絡を依頼する枕元に置けるクリスタルの立派な置物を差し上げています。

得度には空衣(うつお)、如法衣(にょほうえ・お袈装の事)、白衣、半襦袢、女性の場合は裾よけ、白帯、白足袋、草履等の費用が大略五万六千円。その他、ご出仕頂く際に着用される作務衣が必要です。

ご修行は大体週に一日、月五回ぐらい観音院にお越し下さりご奉仕下さい。

僧侶として僧の形を維持しご奉仕下さる人は戸籍名を僧名に変更する手続きが可能になります。

新聞で報道されていたように銀行取引が停止された人が誤魔化すために改名される事には断固として協力しません。このような事はあってはならない不祥事です。

そしてご修行は出来ないが、生前に戒名を欲しいと望まれる方も入壇得度は絶対条件です。

いずれにしても葬儀については一切の心配が無くなります。もし、這入るお墓が無い場合には院家様の収まられる大日堂の中に一緒にお祀りして貰う事が可能になります。

観音院の膨大な書籍は一般には貸出していませんが、入壇得度者には図書室で閲覧が可能となります。図書の貸し出しはいたしません。

取り分けて一般の信徒さんとの差別は有りませんが、日常生活や葬儀の場合は院家さんや住職さんの家族に並んで待遇しております。

家族と縁が薄く、葬儀が心配だと思われる方は、この際生前戒名を受けられるようにお勧めいたします。

僧形となってご出仕下さる方々の仏縁は多大な功徳を積まれる行為であり、ご自身は勿論、先祖代々のご供養になる大変に立派な行為です。思い切って入壇得度を受けて下さい。

 

締切:九月二十一日必着  入壇日:十月十九日 十一時から

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