【火曜日 朝の言葉】与える。期待しないで与える。

まことの道「火曜日 朝の言葉」

与える。期待しないで与える。
人の一生は みほとけの恵み受けることにより始まり、みほとけ
の心のままに生かされ、みほとけの救い受けて往(おわ)る。
われ みほとけの身とならんと願うがゆえに、みほとけの如く
与えん、与えるに みほとけの如く、かりそめにも期待するこ
となかれ。
与える行いの根本は あたたかき心なり。あたたかき心示すは
最大の施しなり。期待せざる心は 信頼の始まりなり。
与えるべきものの その一は 人の在るべき場所なり。
家にありては、しゅうと、しゅうとめ、夫、妻、嫁、婿、子、
孫、の場所。仕事にありては、仕入れ先、つくる人、売る人、
考える人、買う人、皆それぞれに居やすき場所を与えん。
あたたかき心は、あたたかき環境を創り、善き環境は みとほけ
のましませる浄き社会となる。
われら心から求めしところの浄土は死して与えられるものにあら
ず、この身、この生(しょう)において 自らが創り、人を住まし
め、みほとけの光(めぐみ)受けて持ち往(ゆ)くものなり。