腰折れしないように努力を続ける

米国も日本の経済もぼつぼつ底を打って欲しいものだが、ソフトランディングが七割、ハードが三割くらいとリスクを考えて、懸念材料から目を離さないで、どのような事態にも対処できるよう心の準備をしておくことが大切。

米国も欧州も減税志向だが、日本では消費税が高くなる可能性がが高い。株価の下落で慌てて金利下げた米国、株価が経済状態を反映せず、政策で乱高下することはは好ましくない。勤勉に貯蓄する国民性と貯蓄率の低い国民性の日米の差がどのように出るか。

怖いことは米国経済の破綻だ。国民の大多数がクレジットで将来の収入を食い潰している。消費を支えた右肩上がりの株価が下落すると債鬼に追われる人が増える。第一次ITバブルは崩壊した。

日本のITバブルの崩壊は地価神話の崩壊より打撃が少なかった。それでも年金の運営は個人の責任となる401K型が導入され、国民は嫌でも株や債権に関わらなくてはならなくなる。日本人にとってお金は貯蓄するもので、運用についての知識は皆無に等しい。欧米の投資グループの前では羊のような存在だ。欧州通貨ユーロは意外に健闘していて、円安が進む。

国境が低くなり、規制は緩和され、多くの日本の優良企業が外資の傘下に飲み込まれている。日本に来て3Kに従事する外国人が多いが、これはどこか間違っている。

外国から優秀な人材が来れるような環境を整備しないと日本は後進国になりかねない現状。

夏くらいから少しは良くなるという経営者が多いが、希望的観測としか受け取れない。

経済を人体に例えるなら、お金は血液、銀行は心臓にあたる。その銀行が持ち合い株の下落傾向で心筋麻痺を起こしそうな現在。貸し渋りとか詐欺的資金の引き上げとか、できることはなりふりかまわずやり尽くしておられるが、一向に体力を回復しそうにない。来年からはペイオフも始まり受難は続く。

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