光然の高野山修行日記 ・六 前半

今回は開創法会の出仕に関するお話の第二弾となります。
七月号でもお話をしましたが、私は金剛峯寺の新別殿で五月五日までお茶の接待を勤め、その後は開創法会最終日まで奥の院で案内所や、これまたお茶処でのご接待をお勤めさせて頂きました。
金剛峯寺のお茶処でする事は、やって来たお客様の人数を伺い、お茶と金剛峯寺限定の麩菓子(ふがし)をお渡ししたり、返却用の机に置かれたお盆やお茶碗を回収。また、ここが何をする所なのか知らず、何となく入り口だけを覗かれてお帰りになりそうな方を
お招きすることが主な仕事となっていました。

開創法会と言う事だけあり、連日数百名の参拝者様がいらっしゃいましたが、お茶処のお姉様方、専修学院、高野山高校の生徒皆で協力し順調に日々を重ねます。

そんな中ついにゴールデンウィークがやって来ると、慌ただしいながらも穏やかな状況は一変。一日で千人を超える参拝者様がやって来るようになりました。

金剛峯寺側も人数の増加は予測していて、お茶のご接待は一時中止にして給水タンクを設置。お菓子のみを入り口で差し上げる形態に変更されていました。

しかし、変更当初は設置場所が悪く、入ってくる方と水を求める方が入り口近くで混雑し、湯呑だけではなく水も不足して中々大変な形相となっていたのも良い思い出です。