いたわり、慈しみ、思いやり、相手の立場で考える

【院家さん】「いたわり、慈しみ、思いやり、相手の立場で考える」は、観音院が一番大切にしている言葉です。私も万巻の書物を読んで勉強したけど、結論としては、「いたわり、慈しみ、思いやり、相手の立場で考える」に尽きるな。

【寅さん】 観音院は仏教書籍が山のようにあるね。あれ読んで分かるの?私も図書室入室の許可をもらって時々出して見るが、難解なんてものじゃない。
辞書を引いても、考えても全然分からん、分からん美しい本が一杯並べてある。中には多少は分かる本があるが、仏教というものは難しい漢字だけだったり、辞書を引こうにも漢字が読めない。院家はあの本の中に七年も埋まって過ごしたと聞いているが、何か分かりました?

【院家さん】 本を買うには自分が読みたくて買った本と、将来の弟子達のために、読んだら良い本と思われる物を購入してある。だから、とても賢い僧侶が観音院に行っても不自由しないように一応は揃えることにしている。

大蔵経の書き出してあるものさえ一通り読むのは読書と言うよりは、精神的な修行のようなものだった。しかし、必要な人にとっては役に立つだろう。

【寅さん】 分からんと言っても多少は分かって読んだんだろう?

【院家さん】 そりゃそうだ。何にも分からずに七年も過ごせんわな。私の分かった事が「いたわり、慈しみ、思いやり、相手の立場で考える」と「全てに愛を光と祈りを」のこの二つだ。

注意深くこの二つを日常の生活に移すと、随分役に立つよ。いたわり、慈しみ、思いやりの三つは自分の心構えだから、座って読んでいても理解は出来るわな。

相手の立場で考える事が難しい。相手の事は話を良く聞く事。慣れれば、相手に会っただけで、何を求められているかサッと分かるようになる。この経験を積むのは並大抵ではない。

いたわり、慈しみ、思いやりも時々そうあったのでは何の値打ちもない。自分の性格になるぐらいまで自分の物にしなくてはならない。言葉に従って作られた一時的ないたわり、慈しみ、思いやりはこの世の迷惑だ。

何も考えないでいたわりを持ち、慈しみの心で思いやりが持てると良い。簡単なようでこれは大変大変な事だ。

全てに愛をと言うのだから、相手を地位や財産などで差別する事はあってはならない。ず~っと持ち続ける事が大事。それに、相手を観察して、相手の立場で考えて、相手が望むように対応してあげる事が大切になるのだ。

相手の望む事が倫理的でない場合は思うようにしてあげなくても良い。

インターネットで「いたわり、慈しみ、思いやり、相手の立場で考える」を検索すると、色んな宗教団体が同じような事を言っている。相手の立場で考える事が難しいのだ。これをうっかり付け加えると、寺が破綻し自分は嘘つきになり兼ねない。だから何処も書かないのだろう。

拝むときは頼む人の気持ちが分かっていないと、何にもならないだろ。

だから私や住職は、礼拝したり祈願したりするときには、依頼される人が何を願っておられるかを常に頭に置いている。永代供養という言葉があるが、一旦それを受けると、死ぬまで礼拝し、祈願し続けなければならない。

観音院が受ける永代供養や祈願は、全て同じ考えで受けている。この観自在は、それを証明する為に発行している。一年千円だから安いようなものだが、一度祈願をされると、三十年も四十年も観自在が送られてくる。一万円のお布施でも、三十年も経つと三万円のお布施という事になるな。

【寅さん】 と言う事は、祈願料や供養料が一万円の祈願でも、十年で打ち切られると言うようなこともないんだな。五千円の賽銭に三十年も四十年も送ると言う事か?

【院家さん】 実際にはお金の事は、すっかりさらりと忘れてしまっていて、考えたこともない。だから、金銭の額と観音院が毎日朝十時、正午十二時、午後二時と三座拝む事に関連性がない。

特に既に亡くなっておられる人の供養なんて、多分あの世の人はメモもそろばんも持っておられないだろう。深く考える問題ではないなぁ。

「いたわり、慈しみ、思いやり、相手の立場で考える」事は、ずっと、いつまでも続ける。自然にやるという事が私や住職の考え方にある。

たった七千五百部のカラー雑誌だけど、たくさんの費用がかかる。何処のお寺さんも真似が難しいだろう。心の中に「いたわり、慈しみ、思いやり、相手の立場で考える」事が出来れば、不思議な事に続ける事が出来る。

これは、経済的な事を超えた観自在発行の意味があるからだろう。

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全てに愛を 光と祈りを 親から子に 子から孫に 読み伝えられる

毎月1日発行 月刊「観自在(かんじざい)」

発行所 観自在社

送料共 1000円/一年分

いたわり 慈しみ 思い遣り 相手の立場で考える  広島のお寺 観音院(かんのんいん)

http://www.kannon-in.or.jp/

〒733-0032 広島県広島市西区東観音町10-2

TEL 082-233-5000

厄年厄除・家内安全・商売繁昌・身体健康・学業成就・安産守護  入学試験合格祈願・家族祈願・交通安全・無事成長・その他悩み事  困り事の相談は駆け込み寺の観音院。  毎日 午前10時・正午12時・午後2時から三座の法要を執行し、皆さまの  御祈願を拝ませて頂きます。

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